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教師へのこだわり

教師は教育の命です

新学期、学年が変わり新しいクラス編成が発表された時、皆さんはまず何を思うでしょう。

「今度の先生」がどんな人柄でどんな指導をする人なのかということにしばし話題が集中するようです。評判がいい先生だと子どもに運が向いてきたような気になります。その反対だと暗澹たる気持ちになります。

それは、先生の熱意や人格が子どもたちに与える影響の大きさをよく御存じだからに違いありません。学校の先生を保護者や生徒が選ぶことはできませんから、その当たり外れが一番気になるのではないでしょうか。

歴史を振り返ってみると、江戸時代の末頃、私塾が隆盛を誇っていました。大坂で塾生三千といわれた蘭方医・緒方洪庵の適塾や神田お玉ヶ池にあった北辰一刀流の千葉道場などです。蘭学や儒学の塾、剣術の道場などで名を成した所には、優れた師の下にそれを慕う塾生が集まったのです。そこでは、生徒が師となるべき人の学識や技術、人格を選択して入門しました。

今日においても、大学院に進学する場合など、目指す教授を追って行き先を決めることがあります。それが正解で、またそうでなければならないでしょう。教師が生徒に与える影響は決定的な威力を持ちます。 ですから、教育の問題は教師に始まって教師に終わるといえるのです。

私塾は教育の理想を目指そう

教師の質は何にも増して重要です。私塾教育でももちろんそうです。私塾はそれぞれに独自の教育理念と指導方針を持っていて、そのいずれもが自塾の教材や教育システムの素晴らしさを訴えています。選ぶ立場からすれば目移りして困るほど、そのセールスポイントはもっともなことばかりです。でも、教室へ行ってみて、先生がアルバイトのにわか教師でしかないことが分かったなら、どうでしょう。我が子をその塾に通わせる気になるでしょうか。塾の経営者がいかに崇高な教育理念を口にしても、システムを誇っても、それは空虚なものにしか聞こえません。むしろ、優秀な先生がいないから教材やシステムに頼るしかないのかしら、と皮肉にとられてしまっても仕方がありません。

実際のところ、人材不足の社会事情からすれば、優秀な教師を相当数碓保することは、頭の痛い問題ではあります。授業の穴埋めにアルバイトを雇いたくなる気持ちも分からないではありません。でも、その誘惑に負け、アルバイトの時間講師で安直に間に合わせることによって、授業の水準を落としてしまっていいのでしょうか。ましてや、アルバイトを使ったほうが人件費が助かるなどという考えは、粗悪品を売り歩いて恥じないのと同じことです。

私塾の運営は、学校のように税金で賄われているわけではありませんし、援助もありません。その代わり、文部科学省や教育委員会からの規制がありません。どんな教育をしようが自由、教育内容そのもので勝負する世界なのです。にもかかわらず、肝心の授業をアルバイトに頼ることが塾の常識のようにさえなっている現状を思う時、私たちは打ち消すことのできない憂いを感じるのです。

私塾であっても公教育であっても、教育の質を高めようとするなら、何をおいてもまず教師です。教師の水準を上げることを最優先にするべきです。子どもたちの力を伸ばすためには、学問本来の魅力を教え、新しい知識を得ることの喜びを伝え、「わかる」ことの素晴らしさを、感動と共に伝えてあげられる教師がいなければいけません。子どもたちと共に泣き、共に笑い、意欲を育むための強い指導力を持つ者、子どもたちに夢を語り、息吹を与えることを天職とする者が教壇に立つべきです。

教師の質にこだわります

佐鳴予備校は、教師について一貫してこだわり続けてきました。

佐鳴予備校にはアルバイトの時間給講師は一人もいません。教師全員が、この道に人生を懸けている人間です。テストの監督や採点業務にアルバイトの助けを借りることはありますが、授業を担当するのは、夏期や冬期の特別講座でも専属の教師以外ありえません。

この事実は私たちにとっては当然のことであり、数多くの生徒諸君や保護者の皆様から厚い信頼が寄せられる基となっています。

さらに、教師がアルバイトではなく正社員であればそれでよいのかというと、それは必要なことではありますが、十分ではありません。佐鳴予備校では優秀な教師の採用に力を入れている事もあり、年間四千名以上の人たちとの接触があります。

しかし、だれもが佐鳴予備校の教師になれるわけではないのです。その中から、教師として必要な資質、つまり、学力や人間性、熱意などで優れた人間が選び抜かれているのです。

また、資質があってもそれを磨かなくてはなりません。採用後も、一人前になるための研修が連日続けられるのです。そして、授業を持つようになってからも、互いに「○○先生」と呼びあって先生という地位にあぐらをかき、微温湯の心地よさに浸っていることが許されるような環境にはおかれません。授業をビデオに収録し、ベテランの教師に批評してもらったり、互いに自分の授業を検討しあったり、指導レベル向上のための研鑽が重ねられます。それだけではありません。年に何度かは担当教師の授業内容を評価する塾生全員からのアンケート調査が実施されます。その結果が自分の授業を反省する生きた材料となるのです。自分が指導している生徒から逆に評価されるわけで、これは実にシビアな試練。佐鳴予備校ではそこまで徹底しています。

今後いかに時代が変わろうと、教師と生徒の関わりが教育の原点であるということだけは変わることはないでしょう。これまでも、そしてこれからも、佐鳴予備校は教師の質にこだわり続けます。

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