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サナルっ子ヴォイス

「最後まで、やってみる!」・・・・・・がんばり屋の思い出

発表の日

合格発表当日。発表時間に磐田南高校に出かけた。塾生たちと会い、合格の喜びを味わっている私がいた。やはり彼女のことが心配だったので、そこにいた塾生に、
「あいつの受験番号、いくつ?」
と聞いてみた。
「これこれ、この番号だよ」
と、番号の一つを指差した。素っ気ない数字が、あたり前のように合格者として書かれていた。しばらくその数字にみとれた。彼女の泣き顔や、「応援して」と言った時の決意の表情が頭に浮かぶ。あいつ、ついにやったんだ。目頭が熱くなる。そこに本人が現れた。

「お〜い、早く来い。掲示板はここにあるぞ」
彼女はどうしたのかうろうろしているだけで、自分の番号のところにたどり着けないでいる。きっと見るのが怖いのだろう。近くへ来ては立ち止まり、また離れて行く。彼女の腕を取り、掲示板のところへ引き寄せた。 彼女はうつむいていた顔をゆっくりと上げ、掲示板を見た。 彼女はキョトンとした顔をしたまま、その場にたたずんでいた。本当に「信じられない」という顔をしている。しばらくすると、彼女の大きな目から、涙が溢れてきた。ハンカチで拭いても拭いても止まらなかった。何を言っても、泣きながら 「うん。うん」 とただうなずくばかりの彼女と、笑顔でその肩をたたいている私がそこにいた。

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