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ホーム > おすすめコンテンツ > サナルっ子ヴォイス >『人生おわりじゃない。次に挽回できる』
教室からの雪辱
「帰ってくるなり部屋にこもって、布団をかぶりました。無理矢理目を閉じても眠れない。サナルの卒業パーティーに行く気もしませんでした。ただ悔しい、その気持ちが心の中をぐるぐる回っていました」 豊君は三年前を振り返り、語ってくれた。 結局、彼とはそれっきりだった。 豊君は高校部の授業初日に一番に現れた。久方ぶりの対面。以前教えていた生徒なだけに、会話が弾んだ。話題は現在の学校成績、中学の時の成績、授業中の彼、そして高校受験へと移っていく。「今年、絶対雪辱を果たそうな」豊君はこくりと頷いて「あんな悔しさはもう二度と味わいたくないです」とぽつり。ああ、彼はやるだろうな、その時確信した。 「不安がないわけではありませんでした。現代文が苦手で。高校入試に失敗したのも国語が原因。悩みの種でした。でも、弱点は弱点。自分の得意分野を徹底的に鍛えよう、それを武器として弱点を補って余りあるものにしよう、サナルの先生との話で、そう方針を決めたんです。それから吹っ切れて勉強できました」 センター試験当日、応援に大学の校門の前に立った。歩いてくる豊君が我々を見ると、一瞬たじろいだ後、私の前に立った。「正直言って、応援に立つサナルの先生には足が引けました。『マジかよ』って感じでしたよ。高校入試の時は嬉しかったんですが・・・でも自然に足が動いて、気づいたら先生と握手していました。」 豊君の自己採点は志望大学のボーダーラインすれすれ。それでも彼は果敢に挑戦していった。 |
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