宮下:久しぶり! 憧れの東大での生活はどう?
山口:お久しぶりです! とても楽しいです! 特に楽しいと思うのはスペイン語の講義です。他にも音楽を流しながらの講義や、民俗学と世界史論の講義が新鮮で楽しく受講できています。在学中は企業へのインターンシップに参加することも考えていて、できれば将来働きたいと考えている、テレビ局でできたら良いなと思っています!
宮下:テレビ局で働くこと、ずっと目標だったもんね! 今度はサナルの中等部の富塚校で過ごした日々の思い出を聞かせて!
山口:授業の雰囲気がとても良かったことが印象深いです。僕らの代の富塚校の生徒は互いに切磋琢磨する集団だったことを鮮明に覚えています。あのころの経験があったから、今があると心から思います。
宮下:大学入試本番や合格発表のときはどんな心境だった?
山口:前期試験の直前、サナルの友人たちで「頑張ろうぜ!」とメッセージを送り合いました。そのおかげで、「一緒に戦っている仲間がいるんだ!」という気持ちになれたので、入試を乗り越えられたと思います。合格発表で自分の番号を見つけたときは、意外にも落ち着いていました。実感が湧かなかったからです。でも、日を重ねるごとに、「合格したんだなぁ……」とひしひし感じ、嬉しさも大きくなっていきました。
宮下:合格のポイントはどんなところか教えて!
山口:コツコツと努力をしてきたことだと思います。僕は部活が漕艇部でとても忙しく、大変でした。しかし、高1から高3まで一貫して、「勉強は、できるうちにやろう」と思って継続してきたことが大きかったと思います。僕の場合はオンとオフを作らず、「いつも通り」をコンセプトに取り組んでいたことが継続できた理由です。定期テストや模試が終わったら羽を伸ばして遊ぶ人もいると思いますが、僕はテストが終わったときだからこそ勉強して、復習などを徹底しました。そうした積み重ねが合格につながったと思います。また、僕は勉強で不安になるまいとしていました。ネガティブな気持ちになって委縮していると、学力が伸びないからです。そう考えると、自然と不安は消えて机に向かえるようになります。
宮下:今日はありがとう。これからも大学生活を楽しんでね!