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愛知県公立高校入試Aグループ問題・解答・分析(2022年度)


国語


ワンポイント分析

大局をつかむ読解力が求められる入試
例年と比べて出題形式に大きな変動は見られませんでした。
大問一(六)では論の進め方の特徴を問う問題が出題されました。近年出題されてきた段落の役割を問う問題とは違い、文章全体を捉える力が要求されました。
大問三(三)(四)では主人公の師である人物の表情からその心情を把握する問題が出題されており、直接描かれていない心の動きを描写から読み取る必要がありました。また(五)では、この文章を読んだ生徒五人の感想の中から本文に書かれていない内容を含むものを選ぶ問題が出題され、全容を捉える力が求められました。

Pick up!

大問一(四)
第六段落の冒頭文と後半に書かれている「私たちの精神は、」という言葉に着目して要約していきましょう。後半にある「私たちの精神は、その言葉をつくりだした時代の考え方に支配されるのかもしれない」という部分を見ると、「かもしれない=可能性がある」と考えることができ、傍線部のように考える理由を述べた箇所として、指定された文末につながることがわかります。この部分を中心として、「思考」「認識」という指定語句を含んだ冒頭部分をつなぎ合わせることで、解答を導くことができます。


数学


ワンポイント分析

標準的な問題の攻略と難度の高い図形問題への挑戦
今年度の数学のAグループ入試は昨年度と同様、2点問題が3問、1点問題が16問の合計19問で構成されていました。大問1では、例年通り、計算問題以外に、相似・関数・データの活用など、多くの単元から計10問の出題がありました。全体として標準的な良問が多く出題されましたので、それらの問題をミスなく解くことが重要でした。
一方で、最終問題である大問3は、(2)が中2の面積問題を二次方程式で解く問題、(3)が中3で履修する相似・三平方の定理を用いて解く問題で、比較的難度が高いものでした。特に、大問3(3)②の3つの線分の長さの和を求める問題は、側面の展開図をかき、最短距離を求めるという解法に慣れていないと、苦戦したかもしれません。サナルの各種テキストや模試、授業を通じて、しっかりと根本理解をしながら練習してきた生徒は、その成果を発揮できたことでしょう。
前半の問題は取りこぼしのないようにスピード感をもって解き、後半の問題にいかに時間をさけたかが、勝負の分かれ目になったと思われます。

Pick up!

大問3(3) ②
3つの線分EH、HG、GFの長さの和が最も小さくなるときですから、4点E、H、G、Fが一直線上にあるように、△ABC、△ACD、△ADEを並べて、側面の展開図の一部をかきます。
このときの線分EFが、求める長さです。ここで、点Eと点Cを結び、△FCEをつくります。
△ACD、△ADEは正三角形ですから、四角形ACDEはひし形、線分CEはその対角線です。よって、∠ACE=30°より、△FCEは∠FCE=90°の直角三角形です。
FC=2cm、CE=4√3cmだから、直角三角形FCEで三平方の定理より、EF=2√13cmとなります。
この問題には、他にも多くの求め方があります。4点E、H、G、Fが一直線上にあるように展開図をかき、補助線をひき、相似な図形や三平方の定理を用いることができる直角三角形をみつけることで、線分EFの長さを求めることができます。


社会


ワンポイント分析

あらゆる分野の知識とすばやく情報を分析・処理する能力が必須
大問1・2が歴史、大問3・4が地理、大問5・6が公民という例年通りの構成でした。全20問のうち、完答問題が8問出題され、そのうち3問は「正しいものを全て選べ」という出題でした。大問1・2の歴史では全7問中、戊辰戦争後の明治時代以降についての出題が1問のみと比重が小さかったことは近年の出題傾向とは異なっていました。さらに年号や世紀を用いて時代を判断させる出題が増えていることも特筆すべき点です。そのため語句の暗記だけではなく、歴史的事象や流れを根本的に理解していることに加えて、時代区分・年代・世紀を一致させることが求められる内容でした。また、大問6の公民で出題された近現代史の知識を問う問題のような分野融合問題や、複数の資料やグラフを読み取り正答を選ぶ問題は、大問3・4の地理や大問5・6の公民の例年の出題傾向に沿った出題であり、知識に加えて情報処理能力が試される問題と言えます。

Pick up!

大問3(3)
資料①は大阪府を、資料②は奈良県を示しています。まず、Ⅲの表中で、「昼夜間人口比率」が最も高いyが大阪府と判断できます。次に「国宝の建造物の件数」が多いx・zが京都府・奈良県のいずれかと考えられ、そのうち、「海岸線距離」が0mのzが内陸の奈良県であると判断できます。したがって、資料①はy、資料②はzが正答となります。


理科


ワンポイント分析

正確な知識と思考力を問う入試
Aグループ入試は「入試傾向に即した標準的な出題」でした。実験や観察の目的や原理をきちんと理解し、愛知県公立高校の入試傾向に即した学習をしてきた生徒にとっては比較的解きやすい問題も多かったと思います。
全20問のうち、正しい符号を選ぶ問題が15問で、論述問題は出題されませんでした。選択問題が中心ですが、簡単な問題という訳ではありません。特に大問2の生物の問題では、会話文や観察から、どのような実験なのか状況を整理する必要があり、大問5の地層の問題では、イメージする力や、図を自分で描くことが要求されました。また大問6(2)の問題では、音についての知識をもとに、それぞれの実験の組み合わせを思考する必要がありました。
Bグループ入試に向けて、「天体」「火山」「地震」「運動とエネルギー」「光」「酸化・還元」「神経」「食物連鎖」などの単元で扱われる実験や観察について復習しておくと良いでしょう。

Pick up!

大問6(1)
質量パーセント濃度は質量の割合なので、体積の割合と混同しないように注意が必要です。水の体積が80cm3で密度が1.0g/cm3ということから、実験で使用した水の質量は80gとわかります。エタノール水溶液の濃度が20%なので、溶けているエタノールの質量は20gとなり、エタノールの密度は0.8g/cm3なので、エタノールの体積は20g÷0.8g/cm3=25cm3となります。


英語



ワンポイント分析

語彙力、読解力、作文力、文法力などの総合力をつけることが高得点の鍵
筆記検査は、英作文、会話文中の適語補充、長文読解、対話文読解の大問4題の構成で、ほぼ昨年度の出題形式を踏襲していました。聞き取り検査も昨年度同様、すべて選択問題でした。例年、受験生を最も悩ませるのは大問1の英作文です。昨年度は、ピクトグラム(pictogram案内用図記号)を見て、禁止事項と外国人留学生が屋外に出るべき具体的な場面について、2つの英文を完成させるという問題でしたが、今年度は、「道案内の会話表現」が出題されました。
全体を見れば、単語や熟語の知識、動詞の活用などの基本事項が問われる問題が多く出題された入試であったと言えます。ただ大問3(3)の整序英作文は、there is のあとに a lot of がくるため戸惑った受験生もいたことでしょう。とは言え、難度の高い問題は多くなく、3年間で学習した内容を確実に身につけていれば、高得点をとることもできたでしょう。

Pick up!

筆記検査 大問1
問題文に「買い物に行く途中のあなたは、困っている様子の外国人を見かけ、手助けを申し出ました。」という場面設定があります。それを踏まえ、対話文をもとに、手助けを申し出るときの表現を問う問題でした。語数は4語以上の英語で書く問題でした。使用する単語(①ではI、②ではway)が指示されており、それらを使って英文を作る問題です。
Excuse me, から始まる対話文で 【 ① 】? に手助けを申し出るフレーズを入れます。指定語句はIなので、「どうなさいましたか。」という意味のcan I help you? / may I help you? / shall I help you? もしくは、「私に何かできることはありますか。」という意味の is there anything I can do for you? などが模範解答となります。
【 ② 】も会話の流れに沿って書けば正解にたどりつけました。Do you know the station? に対して Yes, と答えたあとで wayを使って英文を作ります。【 ② 】の次の文が I’ll take you there.「私がそこへお連れしましょう。」とあるので、「私は駅までの道を知っています。」という意味のI know the way to the station. 「駅までの道順を説明するのは難しいです。」という意味のbut the way to the station is hard to explain. 「私は駅へ行く途中です。」という意味のI’m on my way to the station. というような英文を書くとよいでしょう。


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