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ホーム > 愛知県:高校入試情報 > 愛知県公立高校入試Aグループ問題・解答・分析(2021年度)

愛知県公立高校入試Aグループ問題・解答・分析(2021年度)


国語


ワンポイント分析

文章全体を読み解き、著者の表現を掴む力が必要
大問ごとに多少の違いはあるものの、昨年度に比べ難易度に大きな変動は見られませんでした。大問三の文章は、文化人類学を背景としているため、生徒によってはなじみが薄く、若干読み取りにくい印象があったかもしれません。大問一(一)(五)では文章表現を掴み、ことばの意味を正しく理解する力が求められました。また、段落内容の正しい理解を問う出題があり、段落同士のつながりや、その段落に描かれている内容を正しく読み取る力が求められました。
全体として、本文中で扱われている表現を理解し、筆者の示す世界観を正しくとらえる力を要求する出題が目立ちました。

Pick up!

大問一(四)
筆者は本文中で、登山における「自由=自力=自己責任」という原則について述べています。これを、指定語句と字数を踏まえて要約します。第五段落半ばの、「登山」について、「自分の責任のもとに判断を下し」、「自分の裁量で命を管理しなければならない」もので、「きわめて苦しくてシビア」であると述べた部分をまとめ、指定された文末「……ものである。」につなげることで要約の後半ができあがります。そして、第五段落前半に着目し、登山において「自由 」が「自己責任」となる理由をまとめることで、要約の前半ができます。指定された書き出しに続けてこの前後半をつなげれば、要約文が完成します。


数学


ワンポイント分析

標準的な問題の攻略と難度の高い図形の問題が鍵!
今年度の数学のAグループ入試は2点問題が3問、1点問題が16問の合計19問で構成され、大問1が10問出題されました。大問1には、計算問題以外に、方程式・一次関数・反比例などの問題が入りました。全体的に標準的な良問が多く出題され、その問題をミスなく解けたかがポイントです。
しかし、最終問題である大問3(2)(3)は難度が高く、中3で履修する相似・三平方の定理をつかって解く問題でした。
特に難度が高かった問題としては、大問3(2)②の△ABFの面積を問う問題が挙げられます。
点Eを通る補助線を引く事ができたかがポイントです。

Pick up!

大問3(2) ②
点Eを通りADと平行な線をひき、ACとの交点をHとします。
△CEHと△CDAが相似より、HE =2/3 cmです。
△HEFと△CBFが相似より、EF:BF=1:9です。
よって、△FBC=△EBC×9/10=6×9/10=27/5平方センチメートルです。
したがって、△ABF=△ABC-△FBC=18-27/5=63/5平方センチメートルと求めることができます。
大問3(2) ②別解
△ACDと△EBCは合同より、AC=EB=2√10cmです。
また、∠ACD=∠EBCがいえるため、△EBCと△ECFは相似であり、△ACDと△ECFも相似です。
よって、AC:EC=CD:CFより、2√10:2=6:CFだから、CF=3√10/5cmです。
これより、AC:CF=10:3だから、AC:AF=10:7です。
したがって、△ABF=△ABC×7/10=63/5平方センチメートルです。


社会


ワンポイント分析

あらゆる分野の知識とすばやく情報を分析・処理する能力が必須となる問題
大問が6つで構成され、大問1・2が歴史、大問3・4が地理、大問5・6が公民という構成は例年通りでした。大問2(2)、大問3(2)、大問4(1)、大問5(2)のように完答問題が複数出題された点も昨年度と同様でした。地理・公民では資料やグラフを読み取り、正答を選ぶ問題があったことなど、知識に加えて情報処理能力が試される問題が出題されていることも例年の傾向に沿っていました。
ただ、歴史では大問2において、1つの事象について異なる立場の人の考え方が示されて問われるなど、語句の暗記だけではなく、歴史的事象や流れを根本的に理解していることが必要な問題が出題されています。そのため、知識を定着させるだけでなく、関連づけて整理していく力をつけることが必要です。

Pick up!

大問3(1)
Ⅱの表中で、「1農家あたり耕地面積」が最も大きいことからDは北海道、「製造品出荷額等」が最も多いAは北関東工業地域に属する群馬県、残った2つのうち、「製造品出荷額等」が多いCは、精密機械工業などが行われている長野県と判断できるため、残ったBが岩手県と分かります。
そして、木曽川の上流域があるのは長野県なので、( ① )にはCが当てはまります。また、長野県は山がちな地形であることと、「水はけのよい」という表現から、( ② )には扇状地が当てはまります。
したがって、オが正答となります。


理科


ワンポイント分析

入試傾向に即した標準的な出題
今年度は公表されていた通り、「基礎・基本を重視した出題」でした。実験や観察の目的や原理をきちんと理解し、愛知県公立高校の入試傾向に即した学習をしてきた生徒にとっては比較的解きやすい問題だったと思います。
正しい符号を選ぶ問題が15問で昨年度より1問増えました。選択問題が中心ですが簡単な問題という訳ではありません。最も多いもので12の選択肢から選ぶ問題がありました。また、単純に一つの知識を問う問題ではなく、複数の知識や現象の理解が必要とされる、正しい組み合わせを選ぶ問題が11問出題されています。
Bグループに向けて、「動物のからだのつくりとはたらき」「遺伝」「食物連鎖」「溶解度」「イオン」「光」「運動とエネルギー」「地震」「地層」「天体」などの単元で扱われる実験や観察について復習しておくと良いでしょう。

Pick up!

大問3(4)
反応前のステンレス皿内にあったマグネシウムの粉末の質量をX[g]とする。マグネシウムと酸素が結びつく質量比が3:2になるので、マグネシウムに結びついた酸素の質量は2/3X[g]、生成した酸化マグネシウムの質量は5/3X[g]と表すことができる。
また、銅と酸素が結びつく質量比が4:1になり、マグネシウムと同じ2/3X[g]の酸素が結びついたので、生成した酸化銅の質量は10/3X[g]と表すことができる。
酸化マグネシウムと酸化銅の質量の合計が24.0[g]になるため、5/3X[g] + 10/3X[g]=24.0[g]。X=4.8[g]となる。


英語



ワンポイント分析

語彙力、読解力、英作力、文法力などの総合力をつけることが高得点の鍵
筆記検査は、英作文、会話文中の適語補充、長文読解、対話文読解の大問4題の構成で、ほぼ昨年度の出題形式を踏襲していました。聞き取り検査も昨年度同様、すべて選択問題でした。例年、受験生を最も悩ませるのは大問1の英作文です。昨年度はグラフから読み取ったことについて、指定語句を使い、前半は状況の説明を、後半は自分の考えを書くという問題でした。今年度は、ピクトグラム(pictogram案内用図記号)を見て、禁止事項と外国人留学生が屋外に出るべき具体的な場面について、2つの英文を完成させるという問題でした。
全体を見れば、単語や熟語の知識、動詞の活用などの基本事項が問われる問題が多く出題された入試であったといえます。学習した内容を着実に身につけていれば、高得点をとることができたでしょう。

Pick up!

筆記検査 大問1
問題文に「校外学習で図書館へ行くため、あなたがクラスの外国人留学生にこのピクトグラムについて説明をすることになりました。」という場面設定があります。
それを踏まえ、与えられたピクトグラム(pictogram案内用図記号)をもとに、「①このピクトグラムが示す禁止事項」と「②外国人留学生が屋外に出るべき具体的な場面」について、提示された説明文に当てはまるように、5語以上の英語で書く問題でした。使用する単語(①ではeat、②ではthirsty)が指示されており、それらを使って英文を作る問題です。
Look at this pictogram. You can see it anywhere in the library. から始まる説明文の、
So you 【 ① 】. に禁止事項を入れます。ピクトグラムには「飲食禁止」と記載があり、ハンバーガーや飲み物が禁止されている絵があるのでそれを英文にします。「禁止」という文言から、mustn’t eat or drink とします。この際、andが使えないことに気をつけなければなりません。否定語+A or Bの知識が必要です。
続けて、You should go outside, when you 【 ② 】. OK? には、「のどが渇いたとき」という意味になるように、are thirsty を入れます。あとは、5語以上という指定があるので、修飾語句として、in the building [library, room ]などをつけて完成させましょう。
「空腹で、のどが渇いたとき」とするのであれば、are hungry and thirstyとして修飾語句をつければ完成です。


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