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愛知県公立高校入試Bグループ問題・解答・分析(2021年度)


国語


ワンポイント分析

文章を読み、人物像や情景をイメージする力が必要
Aグループ同様に標準的なレベルの問題が出題されています。問題形式も例年を踏襲しており、落ち着いて解くことができたかと思います。
小説文、古典においては、登場人物の言動から、それぞれの人物像を頭の中に再現することが要求されました。頻繁に文章に触れ、イメージ化能力を磨いていた生徒にとっては、読み取りやすい文章だったのではないでしょうか。
大問一(六)は、昨年度入試で出題された生徒の感想文の並べ替え問題ではなく、調べたことをまとめた文章を並べ替える問題でしたが、書かれている内容からつながりを見つけることで答えにたどり着けたかと思います。
日頃から、たくさんの文章に触れ、人物像・情景を正しく読み取ることができるようにしていきましょう。

Pick up!

大問一(六)
まとめた文章の書き出しが、オであることはわかるので、残りの文のつながりを探っていきましょう。
アの冒頭に「具体的には、」とあり、ワルリー画を描く際の材料が書かれていることからウの末尾の「用いる材料は、彼らの身近にあるものばかりです。」の後に続くとわかるので、「ウ→ア」というつながりが見つかります。
また、イ「ワルリー画は、……紙にも描かれるようになり」、「美術館での展示が可能」になったことで、エ「ワルリー画の魅力を世界の人々が身近に感じられる」ようになったと考えられるため、「イ→エ」とわかります。生徒の意見が述べられているエが、五番目であることを考えると「オ→ウ→ア→イ→エ」と並ぶと判断できます。


数学


ワンポイント分析

標準的な問題の攻略と平面・空間図形への対応力が鍵!
今年度のBグループの配点と問題数は2点問題が3問・1点問題が16問の合計19問で構成されていました。大問1では、計算問題以外に資料の活用・確率・関数などの問題が入りました。全体的に、Aグループ同様、標準的な良問が多く出題されましたので、その問題をミスなく解くことが重要でした。
また、以前は毎年出題されていた図形に関する証明問題ですが、昨年度に続き、A、B両グループともに出題がなく、代わりにBグループで整数に関する説明問題が2年連続で出題されました。
今年度の入試では、基本から標準レベルでの出題となった確率・関数・角度の問題においてしっかりと点数を取ること、そして難度が高い平面図形・空間図形の問題で相似・三平方の定理を駆使し、正答を導けたかがポイントです。

Pick up!

大問3(2)
∠AFBと∠BGCは直角ではありません。補助線をひき、直角三角形をつくりましょう。
①Fを通りABに平行な直線と辺AD、辺BCとの交点を、それぞれH、Iとします。
 また、Gを通りABに平行な直線と辺BCとの交点をJとします。
 AF=FEより、2HF=DEだから、HF=2cmとなり、FI=6cmです。
 BG=GFより、2GJ=FIだから、GJ=3cmです。
 また、BJ=JI=2cmより、JC=6cmだから、△GJCで三平方の定理より、GC=3√5cmです。

②四角形FGCE=正方形ABCD-(△AED+△ABF+△GBC)より、
 8×8-(8×4÷2+8×4÷2+8×3÷2)=20平方センチメートルです。

大問3(2)別解
直線AEと直線BCとの交点をHとします。
①△AEDと△HECは合同より、CH=8cmだから、△ECHで三平方の定理より、EH=4√5cmです。
 また、AE=EH、AF=FEより、FE=2√5cmだから、FH=6√5cmです。
 BC=CH、BG=GFで中点連結定理より、2GC=FHだから、GC=3√5cmです。

②CがBHの中点より△FBC=△FCH、GがBFの中点より△GBC=△GCFだから、△GCF=12平方センチメートルです。
 FE:EH=1:2より2△FCE=△ECHだから、△FCE=8平方センチメートルです。
 したがって、四角形FGCE=12+8=20平方センチメートルです。


社会


ワンポイント分析

あらゆる分野の知識と、すばやく情報を分析・処理する能力が必須となる問題
Aグループと同様、6つの大問で、大問1・2が歴史、大問3・4が地理、大問5・6が公民という構成は例年通りでした。大問2(2)、大問3(1)・(3)、大問4(1)・(2)のように、完答問題が複数題出題された点も例年通りでした。
大問2では、「下関と門司の歴史」というテーマで複数の資料が示されており、特に門司についてはなじみが少ない地名であるため、とまどった受験生も少なくないと思われます。ただし、落ち着いて与えられた資料をしっかりと読み込んだうえで、年号を手がかりに歴史的な知識と結びつけることで、正解できる問題でした。
また、地理では、大問4で生徒と先生の会話文が示され、与えられた資料から会話文を完成させる新しい形式の問題が出題されましたが、出題内容そのものは標準的なものであり、資料と会話文を照らし合わせて読み解ければ正解を出すことができる問題でした。
全体を通じて、初めて示される複数の資料や話題について、問題文中のヒントに気づいてどのような知識を使えばよいかを考えなくては正解できない問題が多く、読解力・思考力に加え、情報処理能力が必要となる内容でした。

Pick up!

大問3(3)
まず、「産業や交通などについての説明」のうち、「かつて平清盛が整備した港があった」とあることからeが兵庫県、「全都道府県の中で総面積が最も小さく」とあることからfが香川県、「国際平和都市として発展している」からgが広島県、残ったhが愛媛県と判断できます。
次に、Ⅳの表のうち、4県の中で「果実の産出額」が最も多いcがみかんの栽培が盛んな愛媛県、「海面養殖業収穫量」が最も多いことから、dがかき類の養殖が盛んな広島県、また「小麦の収穫量」が最も多いaは、うどんが特産品の香川県、残ったbが兵庫県となります。
よって、香川県を示す符号の組み合わせはaとf、兵庫県はbとeとなり、正答は香川県がイ、兵庫県がオとなります。


理科


ワンポイント分析

中1・中2内容中心の標準的な出題
Aグループ同様に「基礎・基本を重視した出題」であり、また、中1・中2内容を大問2~5で大きく扱い、中3内容を大問1と大問6の小問集合で扱うという、今年度の受験生の学習状況に配慮した出題でした。実験や観察の目的や根本原理を理解し、公立高校入試の傾向に合わせた学習をしてきた生徒にとっては比較的解きやすい問題だったと思います。
正しい符号を選ぶ問題はAグループと同じく15問でしたが、選択肢は10が最多で、Aグループの12よりは少なくなりました。
なお、化学式も含めて用語を書かせる問題は1問もなかったものの、複数の知識や現象の理解が必要とされる問題が多く出題されていました。
来年度以降は、中学3年間の全範囲から満遍なく出題されることが予想されます。しっかりとした理解と問題を読むスピードの向上を常に心がけ、日々の学習に取り組みましょう。

Pick up!

大問5(3)
地点Aと地点Cの比較から、S波の速さ=(震源距離の差)÷(主要動開始時刻の差)=3㎞/秒と分かる。また、地点Xと地点Cとの距離の差が96-60=36㎞なので、S波が地点Cから地点Xまで進むのにかかる時間は36㎞÷3㎞/秒=12秒。地点XにS波が到達する時刻は、地点Cで主要動が始まる時刻8時23分29秒の12秒後になるので8時23分41秒と求まる。
また、地点Aで初期微動が始まった時刻が8時23分14秒なので、緊急地震速報はその5秒後の8時23分19秒に発表されたと分かる。
したがって、地点Xで緊急地震速報を受信してから、S波によるゆれ(主要動)が到達するまでの時間は、8時23分41秒-8時23分19秒=22秒 と求められる。


英語



ワンポイント分析

正しい語法の知識と表現力が勝負
出題形式はAグループと同様でした。筆記検査大問1の自由英作文は、道路標識をもとに説明文の空所にあてはまる英語を答える問題、大問2の適語補充では、get there やenjoy ~ingなど、中学生の英文法でよく問われる文法事項が出題されました。
全体を見てみると、難問と言えるのは、大問1の自由英作文と大問3(3)の整序英作文でした。それ以外の長文や対話文からの出題は、基本的な文法と語法を理解していれば解くことができる問題でした。

Pick up!

筆記検査 大問1
この問題を難しいと感じさせるところは、まず、主語がIt(This road sign)であることです。tell A to ~「~するようにAに示す(伝える)」という形を使う必要がありました。次に悩むのは、人称を誰にするのかという点でしょう。この場合、一般的な人々を指す代名詞としてあり得るのは、us , you , themなどです。次の文を見ると、youが使われているので、これに合わせましょう。そしてto以下には、しなければならないことが続くので、「その場所で自転車を止めるように」とするのであれば、to stop your bike at the placeとし、「右側と左側を確認するように」とするのであれば、to check your right side and your left sideなどとすればよいでしょう。
2文目のbecause you のあとに続く空所には、その理由を書けばよいので、「事故にあうかもしれない」とするのであれば、may have a traffic accidentとし、「そこで交通を確認する必要がある」とするのであれば、need to check the traffic thereとします。
いずれにしても、指定された語句の縛りがある中で、どのような意味になれば、文意が通じるのかを考える力が必要とされます。特に一つ目の文の書き方は、難しいと感じた受験生が多かったのではないかと思われます。文法やそれぞれの単語の語法を確実に身につけて、様々な場面に合わせて英語で書く練習をすることが必要です。


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