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科目別対策|数学(文系)


名大入試分析(2022)数学【文系】

出題傾向

【試験時間】90分
【出題数】3題(文・教育・法・経済・人間社会共通)
【出題範囲】数学ⅠA、数学ⅡB


【難易度】標準~やや難
 ※名大レベル基準で「易」「やや易」「標準」「やや難」「難」の5段階
【2022年の難易度】 「標準」3問

【特徴】
  1. 文理共通で、試験問題に付録として「数学公式集」が与えられ、持ち帰り可である。これを解答作成の上で使用しても良い。
  2. 問題形式は、文理共通で、解答の際に配布されるB4の表紙付開き冊子の中に、試験問題・数学公式集・答案紙(文系は3枚)が入っている。このうち、提出は答案紙のみである。
  3. 解答形式は3題全て、計算の過程と解答を記入する「論述式」である。問題用紙とは別に、答案紙は大問1題につきB4判大の用紙1枚で、解答スペースは十分ある。問題用紙の余白は、草稿用に使用してよい。

全体分析

大問3問で、2022年は「式と証明」「微積分」「確率」の分野が出題されました。一部分、理系との共通問題も含んでいました。2022年は3問とも「標準」レベルで、「やや難」の問題は出ませんでした。
最近10年の傾向では「微積分」「図形と方程式」「確率」「ベクトル」が頻出分野です。特に、高次関数の微積分、場合の数や確率漸化式の出題が多いです。分野の融合問題も多いので、過去問対策は必須です。

最難関大レベルの数学が一部出題される大学が、名古屋大学だと覚悟するべきです。
文系は「やや難」の問題が必ず含まれてくると思ったほうが良いです。
対処法は、以下の3つを強調します。
【1】過去問研究や名大対策でわかった「必ず出題される名大数学の標準問題」を必ず完答する練習。
【2】「やや難」の問題から、部分点をもぎ取る練習。
【3】上記の【1】【2】を客観的な採点で指摘してもらう練習(答案の添削練習がベスト!)
【2】の「部分点をもぎ取る練習」は、解答の過程も書くという「論述式」の利点を活用し、部分点を加点していく答案作成の練習です。すなわち、「解法の着眼点」も評点の対象になることを意識して、そこから答案を書き始める練習です。
「やや難」の問題でも、「ここが狙われている!」「ここが怪しいぞ!」という部分を見つけたら、確実にわかる知識の範囲で書き始めます。重要な条件の指摘からアプローチし、解答の全体像だけでも最初に書くことで、部分点を1点でも多くもぎ取る練習です。練習すれば、部分点を多くもらえる答案が書けるようになります。継続は力です。

時間配分

文系は、1問あたり30分が基本ですが、「必ず出題される名大数学の標準問題」は、20分~25分で完答するペースがちょうど良いです。
「やや難」の問題から、部分点を1点でも多くもぎ取る答案を作成する際には、1問40分ほどかかることもあります。ただし、どんなことがあっても1問40分以上かかっては、本番では間に合いません。タイムプレッシャー下での時間感覚を身につける訓練が必要です。

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