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科目別対策|数学(理系)


名大入試分析(2022)数学【理系】

出題傾向

【試験時間】150分
【出題数】4題(医・理・工・農・情報共通)
【出題範囲】数学ⅠA、数学ⅡB、数学Ⅲ


【難易度】標準~やや難~難
 ※名大レベル基準で「易」「やや易」「標準」「やや難」「難」の5段階
【2022年の難易度】 「やや易」2問、「標準」1問、「やや難」1問

【特徴】
  1. 文理共通で、試験問題に付録として「数学公式集」が与えられ、持ち帰り可である。これを解答作成の上で使用しても良い。
  2. 問題形式は、文理共通で、解答の際に配布されるB4の表紙付開き冊子の中に、試験問題・数学公式集・答案紙(理系は4枚)が入っている。このうち、提出は答案紙のみである。
  3. 解答形式は4題全て、計算の過程と解答を記入する「論述式」である。問題用紙とは別に、答案紙は大問1題につきB4判大の用紙1枚で、解答スペースは十分ある。問題用紙の余白は、草稿用に使用してよい。

全体分析

大問4問で、2022年は「式と証明」「微積分」「確率」「複素数平面」「関数の極限と数Ⅲの微積分」の分野が出題されました。なかでも「関数の極限と数Ⅲの微積分」で「やや難」の問題が1題出ています。抽象関数を含んだ定積分に関する証明がテーマで、理系の受験生でも差がつきました。
最近10年の傾向では「微積分」「確率」「数列」「帰納法」「ベクトル」「複素数」が頻出分野です。1題~2題は難問が出題されます。150分で大問4問なので、解答時間は十分与えられていますが、その分、完成度の高い答案が求められる傾向になりました。分野の融合問題も多いので、得意・苦手や好き・嫌いを作らないようにバランスよく対策しておくべきです。過去問対策は必須です。

最難関大レベルの数学が一部出題される大学が、名古屋大学だと覚悟するべきです。
理系は「やや難」か「難」の問題が必ず含まれてくると思ったほうが良いです。
対処法は、以下の3つを強調します。
【1】過去問研究や名大対策でわかった「必ず出題される名大数学の標準問題」を必ず完答する練習。
【2】「やや難」や「難」の問題から、部分点をもぎ取る練習。
【3】上記の【1】【2】を客観的な採点で指摘してもらう練習(答案の添削練習がベスト!)
【2】の「部分点をもぎ取る練習」は、解答の過程も書くという「論述式」の利点を活用し、部分点を加点していく答案作成の練習です。すなわち、「解法の着眼点」も評点の対象になることを意識して、そこから答案を書き始める練習です。
「やや難」や「難」の問題でも、「ここが狙われている!」「ここが怪しいぞ!」という部分を見つけたら、確実にわかる知識の範囲で、書き始めます。重要な条件の指摘からアプローチし、解答の全体像だけでも最初に書くことで、部分点を1点でも多くもぎ取る練習です。練習すれば、部分点を多くもらえる答案が書けるようになります。継続は力です。

時間配分

理系は、1問あたり37分30秒が基本ですが、「必ず出題される名大数学の標準問題」は、20分~25分で完答するペースがちょうど良いです。
「やや難」や「難」の問題から、部分点を1点でも多くもぎ取る答案を作成する際には、1問40分ほどかかることもあります。ただし、どんなことがあっても1問40分以上かかっては、本番では間に合いません。タイムプレッシャー下での時間感覚を身につける訓練が必要です。

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ハイレベル受験数学 Ⅲ

講師 清水 洋明(しみず ひろあき)先生
講座レベル 4・5
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対象 上位私大・国公立大レベル
難関大入試突破のための登竜門!
難関大入試を突破するための足がかりとなり、後の難関私大・国公立大演習につながる講座です。授業は問題演習だけではなく、原理、原則についての講義もあり、数学の根底にある部分の理解を深めることで、難関大合格への数学力を養い、入試問題に幅広く対処する力をつけることができます。

講師紹介
東京大学理学部卒。受験の表も裏(?)も知り尽くした「合格請負人」として、多くの受験生を難関大学合格へと導くスゴ腕の持ち主。その合格率は、担当生徒の3割が東大・一橋大・東工大・国公立医学部へ進学するすさまじさ!NHK Eテレ「テストの花道」に出演・監修。


名大理系数学演習

講師 高垣 宏規(たかがき ひろのり)先生
講座レベル 6・7・8
受講回数 50回
対象 名大(理系)を目指す生徒
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発展レベル中心で、重厚な問題が多い名大理系数学。合格を勝ちとるためには、高い処理能力と問題分析力、息の長い議論を続けるタフさが必要となります。本講座では、名大入試頻出の分野から学習効果の高い良問を厳選収録。問題演習を通じてそれらの力を養い、名大合格に向けた体力を身につけていきます。

講師紹介
東京大学卒業後、佐鳴予備校で教鞭をとる数学講師。奥深い理数の世界を明快に解き明かすテクニックで、受験生の支持を得る。『数学ⅠA標準問題集 プリンシプル』(KADOKAWA/中経出版)、『全国大学入試問題正解 数学』(旺文社)の執筆者。


名大数学特講①-理系

講師 安田 亨(やすだ とおる)先生
講座レベル 6・7・8
受講回数 25回
対象 名大(理系)を目指す生徒
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講師紹介
東京大学工学部機械工学科卒業。「安田の定理」を発見したことでも知られている受験界の第一人者。大手予備校の最上位レベルを唸らせる切れ味抜群の講義でも有名。『大学への数学』や旺文社『全国大学入試問題正解』の執筆をはじめ、『ハッとめざめる確率』(東京出版)、『入試数学伝説の良問100』(講談社ブルーバックス)などの著作がある。