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前期試験 科目別対策|物理


年度別出題内容の詳細
2023  2022  2021  2020  2019  2018
出題形式の割合


前期試験の出題傾向

【試験時間】80分
【出題範囲】物理基礎・物理
【難易度】標準
【特徴】

誘導を用いた計算問題(空所補充形式と小問形式)が多く出題されます。
大問3題構成。例年、力学と電磁気が1題ずつ、熱力学と波動から1題出題されています。
個々の問題で問われることは過去のセンター試験と同等のレベルで、問題文で挙がる実験装置は問題集で見た事のあるものが使われています。問題文や誘導が長いのが特徴です。また、2020年度には理由を説明する論述問題が、2022年度は描図問題が出題されました。
基本的な公式をおさえること、誘導のある問題を解き慣れていること、この2点がクリア出来れば、大半の問題で正答できます。
なお、力学では万有引力に関する大問が定期的に出題されるので注意が必要です。

対策と学習法

①計算ミスを防ぐ工夫を
計算問題が誘導形式になっているので、前半で落としてしまうと後半の得点が全てなくなってしまいます。各大問で小問が10題以上あるので、1題あたりの配点が小さいように見えますが、前半部分の計算ミスは致命的です。また、1問あたり2~3分で解く必要があるため、考え込む時間や、見直しに回す時間はほとんどありません。
そのため、計算ミスを少なくするための工夫がとても大事になります。
問題用紙のスペースに途中式を丁寧に書いておけば計算ミスの可能性を小さく出来ます。普段から、計算を丁寧かつ素早く書く習慣をつけておきましょう。

②問題演習で心がけること
問題文を読んだときに、ある程度解答に道筋が見えないと、制限時間内に全ての問題を解ききる事ができません。
考え込ませるような難問は出題されないので、基本的な問題の反復練習が効果的です。見た事のある問題を短時間で解けるようになるまで練習しましょう。普段の問題演習において解答の途中式の意味を理解した上で、再現できるよう覚えることが有効です。
また、苦手単元が出題されると、その時点で大きく失点してしまう恐れがあります。どの単元も満遍なく基本的な問題を解けるようにしておきましょう。

③出題単元の特徴
<力学・電磁気>
どちらの単元も毎年必ず出題されます。
力学
他大学と比べて、『万有引力』の出題が多いのが特徴的。
2018年までは、単振動からの出題がなく、万有引力や斜面上の運動に関する問題が多い傾向にありました。しかし、2019年に単振動の問題が出題されたことから、出題の偏りはほとんどなくなったと見るべきです。
『速度計算』、『力のつりあいと各保存則』がよく出題されています。
電磁気
『荷電粒子の運動』、『コンデンサを含む回路』がよく出題されています。

<熱力学・波動>
毎年どちらかの単元が出題されます。
「最近2年が波動からの出題だったので、次は熱力学…」と考えるのは危険です。どちらの単元が出題されても対応できるようにしておく必要があります。
『波の干渉』、『ピストンを用いたシリンダー内の変化』がよく出題されています。

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講師紹介
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<受講生の声>
「『なぜそうなるか』を丁寧に解説してもらえるので、
今まで分かっていなかった根本的な部分を理解できた」
「テストでよく見かける問題ばかりで、復習するたびに成績が伸びていった」

物理公式チェック

静大の二次試験で必要とされる物理公式の一例です。
正答できるかチェックしてみましょう!

【問題】
1)万有引力の法則の公式
2)万有引力の法則下で無限遠に脱出する条件は(  )。
3)空気中を通ってきた光が、空気よりも屈折率が大きな物質の表面で反射するとき、位相は(  )。
4)単原子分子理想気体における定積モル比熱は、気体定数Rを用いて(  )となる。
5)電位Vと一様電場Eの関係式
6)Q(C)の点電荷から出る電気力線の本数
7)誘導起電力の公式

※解答は下記をご覧ください。

【解答】
1)F=GmM/(r^2) 2)力学的エネルギー≧0 3)πずれる 4)3R/2 
5)V=Ed(※dは距離) 6)Q/ε(※εは誘電率) 7)V=vBl(※v、lはそれぞれ導体棒の速度と長さ)