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ホーム > 高等部大学受験科 > 静岡大学合格への道 > 入試傾向と対策 > 前期試験 科目別対策|化学

前期試験 科目別対策|化学


年度別出題内容の詳細
2023  2022  2021  2020  2019  2018

出題形式の割合

前期試験の出題傾向

【試験時間】80分
【出題範囲】化学基礎・化学
【難易度】標準
【特徴】

例年、大問1~3が理論・無機、大問4が有機の大問4題構成で、各小問が独立した短い問題構造となっています。出題範囲に偏りはありません。
知識問題が全設問の約6割を占めており、標準レベルの用語や化学反応式などを押さえることが必須です。
論述問題の大半は、用語や基本的な化学現象についての説明が問われています。
計算問題は、導出過程の記述が要求されます。

対策と学習法

①知識問題の対策と学習法
知識問題の出題割合が約6割を占めるため、用語や化学反応式を確実に押さえる事がとても大切です。問題集で計算問題ばかりを練習しても暗記が必要な知識はあまり身につきません。出題の形式を把握した上で適切な学習をする事で効率よく合格に近づく事ができます。ただし、全部を丸暗記するのは避けましょう。学習効率が悪くなります。
特に無機化学は、『丸暗記する内容』と『暗記を必要としない内容』を分けて学習することで学習効率が大幅に上がります。
『丸暗記する内容』とは、遷移元素、錯イオンなどの内容です。一見して多く見えますが、全体から見た量は意外と少なく、むしろ『暗記を必要としない内容』が大半です。
『暗記を必要としない内容』は、理論分野で学習した具体例やそこから理解できること、無機分野で丸暗記した内容を使って理解できることを指しています。
苦手単元を作らないようにして、知識の抜けがない状態を作れば、合格点にかなり近づけます。

②論述問題の対策と学習法
論述問題の大半は、「~の仕組みを簡単に記せ。」「~の起こる理由を簡潔に記せ。」といった用語や化学現象の説明に関するもので、知識問題の一環として出題されています。用語や化学反応式を押さえる際、現象のメカニズムまできちんと理解して、理解した内容を文章化する練習をしましょう。論述問題と知識問題は表裏一体。練習を繰り返すことで、両方の得点を効率よく伸ばす事ができます。

③計算問題の対策と学習法
捻った計算問題は出題されず、市販問題集の標準レベルが出題されています。
問題文を読んだ段階で計算の道筋が思い浮かぶようになるまで、標準的な問題を繰り返し練習しましょう。
小問では、大問とは関係のない計算問題も出題されています。どの単元の計算問題にも対応できるよう準備が必要です。
また、計算過程を書く事が求められるという事は、必ずその部分に差をつけるための採点基準があるということです。普段から、単位に着目して途中過程を丁寧かつ素早く書く練習をしておくことで、減点を減らせます。
入試の時だけ計算を丁寧に書けば良いという考えでは、丁寧に書きすぎて時間を使ってしまうという側面もあります。日々の練習が重要です。


答案添削
静大の二次試験、記述対策に最適!
二次試験における記述問題は、練習方法や練習量で共通テスト以上に大きな差を生みます。答案添削はその名の通り、みなさんの作成した答案を添削指導します。ただ単に解答の正誤を示すのではなく、一人ひとりの弱点やクセを指摘していきます。記述練習によって、粘り強い思考力、採点者に伝わる、失点しない答案作成力を培うことができます。

おすすめ講座

スタンダード化学 理論化学編

講師 藤田 東幸(ふじた とうこう)先生
講座レベル 3・4・5
受講回数 61回
対象 共通テスト〜国公立大基礎レベル
本質的理解と定着のための演習!飛躍のための情報満載!
事物・事象の背景にある原理・法則の理解がベースとなる理論化学の学習。ところが、知識問題にせよ計算問題にせよ、理論化学は「理解した」だけでは得点にはなりません。本講座では、自らの手を動かす(=演習する)ことにより、得点力につながる実力を養成していきます。扱う問題は、入試標準レベルの問題から国公立や私大上位校で出題される基本問題までとなります。

講師紹介
原理・法則の理解を最重視し、「できるかぎり暗記をしない指導」を身上とする。基礎知識を組み合わせて難問を攻略する解法が、多くの受験生の支持を得ている。


スタンダード化学 無機化学編

講師 藤田 東幸(ふじた とうこう)先生
講座レベル 3・4・5
受講回数 34回
対象 共通テスト〜国公立大基礎レベル
演習を通して原理を根本理解。必要な知識を無理なく無駄なく習得!
化学の学習で最も大切なこと―それは、「共通性の高い項目」を本質的に理解することにあります。そこで本講座では、不要な丸暗記を一切排除し、理解によって無機化学の頻出知識が身につくよう問題を厳選。知識をつなげることにより、応用問題を解くための確固たる土台を築きます。

講師紹介
原理・法則の理解を最重視し、「できるかぎり暗記をしない指導」を身上とする。基礎知識を組み合わせて難問を攻略する解法が、多くの受験生の支持を得ている。


スタンダード化学 有機化学編

講師 藤田 東幸(ふじた とうこう)先生
講座レベル 3・4・5
受講回数 52回
対象 共通テスト〜国公立大基礎レベル
本質的理解と定着のための演習!飛躍のための情報満載!
ともすると丸暗記に陥りがちな有機化学の学習。そのため、理解を暗記につなげるプロセスが、重要ポイントとなります。本講座では、理解すべき思考過程をしっかり解説。入試標準レベルから国公立や私大上位校までの問題を中心に演習を進めていきます。

講師紹介
原理・法則の理解を最重視し、「できるかぎり暗記をしない指導」を身上とする。基礎知識を組み合わせて難問を攻略する解法が、多くの受験生の支持を得ている。


<受講生の声>
「丸暗記ではなく、根本から教えてもらえるのでかなり役立つ」
「解答の道筋がわかりやすく、繰り返し復習すると効果的」

化学用語チェック

静大の二次試験で必要とされる化学用語の一例です。
正答できるかチェックしてみましょう!

【問題】
1)(  )は5円硬貨や金管楽器に用いられている。
2)(  )は台所用品や鉄道車両に用いられている。
3)金属の塩は固体状態だと(  )が存在しないため電気を通さない。
4)金属の塩は水溶液内だと(  )になるので、電気を通す。
5)クロムは(  )になるので、常温の空気中で単体の塊では内部まで酸化されない。
6)金は銀や銅よりも(  )が小さいので酸化されにくい。
7)氷の結晶中では水1分子が、周りの水4分子と(   )で引き合っている。
8)α-アミノ酸のうち(  )以外には光学異性体が存在する。
9)光学異性体は(  )炭素原子が存在する。
10)( )イオン交換樹脂は水酸化物イオンを放出する。

※解答は下記をご覧ください。

【解答】
1)黄銅 2)ステンレス銅 3)自由電子 4)イオン 5)不動態
6)イオン化傾向 7)水素結合 8)グリシン 9)不斉 10)陰