さなるグループ創業者 理事長 佐藤イサク その言葉と足跡

人を愛し、育てた
稀代の教育者
教育こそ世の中を良くする鍵と信じ、
人材の育成に心血を注いだ生涯。
「私塾」のレベルアップにも多大な貢献。
僕は生徒や社員に対して人生で大切なことを自分なりに精いっぱい伝えてきたが、人生は決していいことばかりではない。辛いこと、悲しいこともたくさんあるはずだ。そんなとき、僕は彼らの灯台でありたいと考えている。僕は、生徒との去り際には必ずこう伝えてきた。
『灯台と一緒で、我々はいつでも君たちのことを明るく照らしている。何か困ったことがあったら、人生の岐路に立たされ迷ったなら、佐鳴で学んだことを思い出せ。俺やそれぞれの先生の言葉を思い出せ。それが、君たちの新しい道をつくるだろう』


優れた指導者たり得る人材、
すなわち『Noblesse oblige』の観念を備えた
真のエリートの育成こそ、
我々が果たさねばならない社会的責任に他ならない。
佐藤は、教育の事業はまず社会貢献であるべきだと考え、「学力を以て社会に貢献する人材の育成」を社是とし、単なる「学習塾」ではなく総合的な人格形成を行う「教育塾」であることを目指しました。


最大であるよりも
最良であることを誇れ。
最良であるがゆえの最大であれ。
さなるグループの成長の根幹にあったのは、「子どもたちの将来のために、日本の未来のために、どういう塾が勝たねばならないか。それは学力を以て社会に貢献する人材を育てる塾だ。その飽くなき追求の結果として、規模の拡大があるのでなくてはならない」という強い信念でした。

子どもたちの心に最も届くのは、
大人が愛情を持って流す本気の涙だ。
「教師の情熱こそが生徒の心を動かし、教育を可能にせしめるものだ」というのが佐藤の持論でした。また、教育とは「ある人の人生をプラスの方向に持っていくように誘導すること」であり、それができる人間こそが教師だと佐藤は考えていました。
「どこまでも子どもたちを信じて期待をかけてやる熱意を持ち、時には厳しく指導し、時には優しく見守り、自分に対する愛情を実感したとき、子どもたちは奮起するものだ。子どもたちが本来的に持っている向上心を摘むも育てるも、指導者である私たちの責任だということを忘れてはならない」

夢と挑戦
佐藤は「夢と挑戦」を合言葉に「自分の人生を生きるということは、どうなりたいかという夢を持って、努力して、自分の手で勝ち取っていくことだ。苦労の果てに夢をかなえた時の喜びは、何にも代えがたいものだ」と、夢を持って行動することの大切さを説きました。教師にも「指導者本人が夢を抱いて前向きで、理想と信念に燃えていなければ、心に響くいい言葉は出てこない」と、夢と覇気を持つよう求めました。


人好きで、世話好き。
そうでないと、本質的な名教師にはなれない。
この言葉をまさに佐藤自身が体現していました。社員と頻繁に食事や旅をともにし、教師の育成法を聞かれると、「僕は彼らと一緒に飯を食って酒を飲み、彼らの話に耳を傾け、自分の思いを彼らに伝え、彼らが輝ける場を創出してきただけの話だ。一番大切なのは、その企業の創業者が、社員と車座となって酒を飲み、普段から夢を語り合うことです。中堅の社員は同じように、若手と酒を飲んで、夢を語り合う。そうした環境の中で人は育っていく。何も特殊なことはやっていない。一番重要なのは、ヒューマンリレーション」と語りました。

世に伯楽有りて、然る後に千里の馬有り。
千里の馬は常に有れども、
伯楽は常には有らず。
佐藤は韓愈のこの言葉を引いては、教育には優れた教師の存在が不可欠だと語り、後進の育成に尽力しました。一般社団法人 全国教育指導者育成協会(JELTA)の設立に寄与し、全国の賛同塾とともに、教師の学識を証明する「日本教育士検定」ならびに教師たちが切磋琢磨する「全国名教師授業大会」を開催し、私塾教育の質の向上のためのプラットフォームを作りました。
さなるグループ
※2024年8月時点
