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静岡県公立高校入試 問題・解答・分析


国語

※大問五 新聞記事/
2018年9月26日沖縄タイムス(共同通信配信)

※大問三 ピクトグラム/
出典:東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会 提供

※大問三 ピクトグラム/
出典:東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会 提供


ワンポイント分析

設問の分析力と迅速な記述力を要する問題
大問一(小説文)では、「少年」が喜び、他の生徒たちが羨んでいる出来事を50字程度で記述する問題、大問二(論説文)では、本文全体の要旨を捉えて40字程度で記述する問題がありました。いずれも設問にある条件を掴む分析力と、その条件を踏まえてまとめる記述力が必要とされました。
大問三(表現に関する問題)は、2020年東京オリンピックと関連させた発表原稿からの出題でした。ピクトグラムの工夫点を一文で説明させる問題は、知識だけでなく、日頃からの興味関心や、それを表現する力が試される問題でした。
大問四(古文)は去年に引き続き長めの文章でしたが、注釈が細かくついていました。その注釈を手掛かりに辛抱強く読み解き、設問に答えられたかがポイントでした。
全体的に記述する分量が多く、限られた時間の中で「設問を分析する力」・「適切に記述する力」が高得点に不可欠な問題でした。

Pick up!

大問五 作文
「なし崩し」や「げきを飛ばす」という言葉が、多くの人に本来の意味で捉えられていないことを示す新聞記事に対する、「言葉がもつ本来の意味や使い方を大切にするべきだ。」という発言に賛成・反対意見を、理由を含めて述べる問題でした。扱われた慣用句は異なりますが、サナルの入試直前特訓で使われた「第八回静岡県公立高校入試模擬」の問題が的中しました!


数学


ワンポイント分析

難問で焦らず、正解すべき問題に集中できたか
出題傾向は例年通りで、問題数や配点も大きな変更はありませんでした。大問3「資料の活用」は出題の意図が分かりにくかったため、この問題をしっかりと解き切るか、または素早くとばすことができたかが前半の山場でした。大問4「方程式の文章題」は、ここ数年、難度が極端に上下していましたが、今年度は標準的なレベルでした。大問6「関数」の(3)、大問7「証明」は難度の高い問題が並んだため、得点の差がつきやすい入試問題だったと言えます。
ただ、基礎・標準レベルの問題も半分はありますから、難問に惑わされず、基礎の取りこぼしがないように確実に得点していくことが重要でした。

Pick up!

大問6(3)
直線DFで二等分すると、四角形BFAEは四角形BFDEと△DFAにわかれます。点Fの座標は、直線OA上にあることを利用して(-4、12)と求められることから、△DFAは各頂点の座標がわかり、その面積は42と求められます。面積が二等分されているため、四角形BFDEの面積も42となります。四角形BFDEは台形なので、点Eの座標をaを用いて表せば、その面積をaを用いて表すことができます。点Eは、直線BC上にあり、x座標が2の点と分かっているので、まずは直線BCの式をaを用いて表します。B(-4、16a)、C(3、9a)より、直線BCの式はy=-ax+12aと求められます。この式にx=2を代入して、E(2、10a)となります。最後に、台形BFDEの面積を表す式をつくり、その面積が42であるという方程式を解くことでaの値が求められます。


英語


ワンポイント分析

思考力・発想力を要求するハイレベルな出題
本年度もリスニング・対話文・英作文・長文という出題で、各設問内容も例年と同じ形式です。分量も配点も昨年とほぼ変わりありません。
大問3の(2)は「するべきことを忘れないようにするために何ができるか」その方法を英語で提案する問題です。そのためのアイデアがわくかどうか、そして英語で表現できるかどうかという二段階の壁を越えなければなりません。大問4は「昨日ロンドンに着いて今日は市内観光をしている、見るものすべてにわくわくしている」を英語で表現する問題です。大問3(1)の「欠かせない」の表現とあわせて本年度の英作文はどれも受験生泣かせのハイレベルな出題といえます。
大問2の対話文は290語程度、大問5の長文は480語程度の英文で、限られた時間の中で文意をつかみ、正確に答えを導き出す必要があります。大問2(5)の3語を見つける問題も簡単ではありません。春の人気和菓子「さくら餅」が日本の食文化のなかで長い間食べられてきたことを、表現の仕方を変えて伝えるための思考力が必要です。大問5(4)、(6)は日本語で答える問題ですが、どこまで具体性を持たせるべきか悩んだことでしょう。大問1のリスニングも決して易しい内容ではなく、トップ高校受験者でも全問すべてを正解できた生徒は少ないはずです。
難度が高い英作文に加え、わかりはするものの答えにくい問題が数問あることで、平均点は昨年よりも下がることが予想されます。

Pick up!

大問4「英作文」
昨日ロンドンに着いて今日は市内観光をしているということと、見るものすべてにわくわくしているということを英語で表現する問題でした。市内観光( go around the city )、見るものすべて( everything I see )等、どう英語で表現するか悩んだ生徒が多かったことと思います。単語・重要表現・文法事項が理解できているか、また柔軟に英語で表現することができるかが問われる問題でした。


社会


ワンポイント分析

多くの資料を適切に読み取り、解答をまとめる文章表現力が必要
大問1が歴史、大問2が日本地理、大問3が世界地理、大問4が公民中心の出題という形式は例年通りでした。消費税やキャッシュレス決済など、ニュースで話題になっている事項に関連付けた出題が特徴的でした。語句記述の問題は標準的な出題が多く問題演習により知識の定着が確実にできているかが問われました。短文記述問題は、資料から問題の条件にあう項目を正確に読み取り、文として表現する力が問われました。長文論述問題は、資料と2つのグラフから考えられる内容を70字程度という字数にまとめる文章表現力も要求されました。

Pick up!

大問4(4)
資料1から、「キャッシュレス決済により労働者が少なくてすむこと」、グラフ7から「今後、生産年齢人口が減少することで労働力不足が予想されること」を読み取ります。また、グラフ8からは、「キャッシュレス決済比率の高い国からの観光客の消費の増加を見込めること」、それにより、「国内消費の増加が期待できること」に結びつけます。解答に必要な要素が多いため、いかに必要な部分を残しながら不要な言葉を削ることができるかがカギとなります。


理科


ワンポイント分析

根本理解と思考力が試される良問揃い
問題は例年通り大問6つ、小問集合・生物・化学・地学2問・物理という構成で、各分野から幅広く出題されました。用語など知識を問うだけの基本的な問題もありましたが、科学的な思考を要する応用レベルの出題も少なくありませんでした。特に、化学分野の計算では与えられたデータを正しく分析する力が問われ、物理分野の磁界とエネルギーに関する実験の問題では、状況を論理的に解析する力が試されました。また、地学分野ではフェーン現象を扱う問題が久々に出題されました。初見では非常に解きづらい問題ですから、受験対策で難問にあたって練習を積んできた生徒に有利だったかもしれません。
各大問の後半に、高得点への鍵となる応用性の高い問題が用意されていました。各分野の根本理解が試される良問揃いだったといえます。

Pick up!

大問3(2)②b
②aでグラフの作図問題が出題されており、このグラフから、12㎤の塩酸と1.5gの石灰石が過不足なく反応することを読みとる。そのとき、0.6gの二酸化炭素が発生しているので、1.0gの二酸化炭素の発生に対しては、5.0gの石灰石では余りが生じることが分かる。よって、塩酸の量で二酸化炭素の発生量が決まるので、1.0gの二酸化炭素が発生するときの塩酸の量をxとおくと、12㎤:0.6g=x㎤:1.0g
これを解いて、20㎤となる。


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