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2012年の5月21日は、全国的に日食が観測されます。本州でこれほど大規模に日食が観測されるのはなんと129年ぶりとのことで、ニュースなどでも大きく取り上げられています。そこで今回は、理科担当の野田先生に、今回の日食についてお話を伺いました。
Qききて・・・今日は宜しくお願いします。ところで、そもそも日食というのは、どういう現象なのでしょうか?
野田先生・・・地球から見たときに、太陽が月の影に隠れてしまい、地球から太陽が見えなくなる、という現象のことです。
Q・・・え?太陽と月は、ぜんぜん大きさが違うじゃないですか?
野田先生・・・確かにそのとおりです。一番小さい月の大きさを「1」とすると、地球の大きさは「4」、太陽の大きさは「400」となります。太陽は地球の100倍、月の400倍も大きいんです。
Q・・・そうすると、まともに考えたら、月の影に太陽は隠れませんね。
野田先生・・・隠れる理由は距離にあります。地球から月までは約38万キロあり、地球から太陽までは約1億5千万キロなのです。
Q・・・・う〜ん、まったく実感がわきませんね。
野田先生・・・24時間ずっと歩き続けていくと考えれば、地球から月までは11年、地球から太陽までは4300年かかります。ところで、さっきの地球から太陽までの距離は、地球から月までの距離に対して、大体400倍になっていますよね。
Q・・・確かにそうですね・・・つまり・・・!
野田先生・・・そうです!月の400倍ある太陽が、地球から400倍の距離にあるので、同じ大きさに見えるわけですね。
Q・・・なるほど〜!でもそれだけの距離にあるものが、ピンポイントでぴったり重なるというのもすごいことですね!
野田先生・・・(満面の笑みで)そうです。さらに今回の日食は金環日食と呼ばれるもので、非常に珍しいものです。前回静岡県で金環日食が見られたのは1080年でした。932年前ですね。
Q・・・おお〜、それはすごいですね。日本では平安時代ですね。ところで、その「金環日食」と言うのは・・・?
野田先生・・・太陽が月によってすべて隠されることを皆既日食(かいきにっしょく)、中心部だけ隠され、周辺から太陽がはみ出て見えるものを金環日食といいます。
Q・・・ん?月と太陽の大きさは変わらないのに、どうして見え方が違うのですか?
野田先生・・・月は地球の周りを回っていますが、地球を中心とした完全な円の上を回っているのではなく、軌道は少し形がゆがんでいます。夜に月を見ると、「今日は月が大きいな」と感じることがあるでしょう?つまり、月は地球から常に同じ距離を回っているのではなくて、地球に近づいたり、離れたりしているということです。地球からもっとも近づいたり、離れた月を「近日点月」「遠日点月」と呼びます。
Q・・・なるほど〜!日食についてよくわかりました!5月21日が楽しみですね!!
野田先生・・・観察するときは、絶対に太陽を見ないで、日食めがねを使って観察するか、鏡などで反射させて観察してくださいね。
Q・・・よくわかりました。最後にさなる生へのメッセージをお願いします。
野田先生・・・今回の日食は、さっきも言ったように非常に珍しいものです。絶対見逃さないように!!!
Q・・・今日はありがとうございました。
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